国立大学法人 旭川医科大学 病理学講座 免疫病理分野
Division of Immunology and Experimental medicine, Department of Pathology, Asahikawa Medical University
業績 - 2022年 -
<原著論文>
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Kosaka A, Yajima Y, Yasuda S, Komatsuda H, Nagato T, Oikawa K, Kobayashi H, Ohkuri T. Celecoxib promotes the efficacy of STING-targeted therapy by increasing antitumor CD8+ T-cell functions via modulating glucose metabolism of CD11b+ Ly6G+ cells. Int J Cancer. 2022 Dec 22. Online ahead of print.
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Komatsuda H, Wakisaka R, Kono M, Kumai T, Hayashi R, Yamaki H, Sato R, Nagato T, Ohkuri T, Kosaka A, Ohara K, Takahara M, Katada A, Kobayashi H. Mitogen-activated protein kinase inhibition augments the T cell response against HOXB7-expressing tumor through human leukocyte antigen upregulation. Cancer Sci. 2022 Nov 28. Online ahead of print.
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Yajima Y, Kosaka A, Ishibashi K, Yasuda S, Komatsuda H, Nagato T, Oikawa K, Kitada M, Takekawa M, Kumai T, Ohara K, Ohkuri T, Kobayashi H. A tumor metastasis-associated molecule TWIST1 is a favorable target for cancer immunotherapy due to its immunogenicity. Cancer Sci. 2022 Aug;113(8):2526-2535.
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Kono M, Komatsuda H, Yamaki H, Kumai T, Hayashi R, Wakisaka R, Nagato T, Ohkuri T, Kosaka A, Ohara K, Kishibe K, Takahara M, Katada A, Hayashi T, Kobayashi H, Harabuchi Y. Immunomodulation via FGFR inhibition augments FGFR1 targeting T-cell based antitumor immunotherapy for head and neck squamous cell carcinoma. Oncoimmunology. 2022 Jan 3;11(1):2021619.
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Xiang H, Toyoshima Y, Shen W, Wang X, Okada N, Kii S, Sugiyama K, Nagato T, Kobayashi H, Ikeo K, Hashimoto S, Tanino M, Taketomi A, Kitamura H. IFN-α/β-mediated NK2R expression is related to the malignancy of colon cancer cells. Cancer Sci. 2022 Aug;113(8):2513-2525.
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Sakurai Y, Toriumi N, Sarashina T, Ishioka T, Nagata M, Kobayashi H, Azuma H. An infantile case of hereditary folate malabsorption with sudden development of pulmonary hemorrhage: a case report. J Med Case Rep. 2022 Jun 30;16(1):268.
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Kubota A, Ishida Y, Hashiguchi J, Sato R, Wada T, Bandoh N, Sato K, Kobayashi H, Nishihara H, Harabuchi Y. A case of primary histiocytic sarcoma arising from a neck lymph node. Ear Nose Throat J. 2022 Apr 20:1455613221097200. Online ahead of print.
<総説>
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大栗敬幸、小坂 朱、小林博也.がんの免疫逃避を打破する治療法の開発. バイオサイエンスとインダストリー.2022:80(4):330-332.
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大栗敬幸、小坂 朱、小林博也.CD47遮断は、食細胞を活性化することにより、腫瘍内STINGターゲッティング療法の有効性を高める.臨床免疫・アレルギー科.2022:78(6):723-728.
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大栗敬幸、小坂 朱、小林博也.STINGリガンドと抗CD47抗体の併用によるがん免疫療法.週刊 医学のあゆみ.2022:281(9):912-913.
<学会発表>
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大栗敬幸、小坂 朱、矢島優己、安田俊輔、永田真莉乃、小松田浩樹、長門利純、及川賢輔、小林博也.cGAMPの腫瘍内投与後に所属リンパ節で認められるCD11bmidLy6Chigh細胞の解析.第111回 日本病理学会総会 2022.4.14-16.神戸.
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大栗敬幸、小坂 朱、矢島優己、安田俊輔、小松田浩樹、長門利純、及川賢輔、小林博也.TINGアゴニストの腫瘍内投与後に所属リンパ節で増加する骨髄球系細胞の解析.第55回 北海道病理談話会 2022.9.17.札幌.
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大栗敬幸、小坂 朱、矢島優己、安田俊輔、小松田浩樹、長門利純、及川賢輔、小林博也.STINGアゴニストの腫瘍内投与後に所属リンパ節で増加する骨髄求系細胞の解析.第81回 日本癌学会学術総会 2022.9.29-10.1. 横浜.
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長門利純、小松田浩樹、安田俊輔、矢島優己、永田真莉乃、小坂 朱、大栗敬幸、及川賢輔、原渕保明、小林博也.頭頸部癌に対するPEG10を標的としたヘルパーペプチドワクチンの基礎的解析.第111回 日本病理学会総会 2022.4.14-16.神戸.
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長門利純、小松田浩樹、安田俊輔、矢島優己、小坂 朱、大栗敬幸、及川賢輔、原渕保明、小林博也.頭頸部癌におけるPEG10の発現およびPEG10特異的ヘルパーT細胞の抗腫瘍効果に関する検討.第55回 北海道病理談話会 2022.9.17.札幌.
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長門利純、林 隆介、熊井琢美、大原賢三、大栗敬幸、野﨑 結、原渕翔平、小坂 朱、矢島優己、安田俊輔、及川賢輔、河野通久、岸部 幹、高原 幹、原渕保明、小林博也.頭頸部扁平上皮癌におけるPLAC1の発現およびPLAC1特異的ヘルパーT細胞の抗腫瘍効果に関する検討.第81回 日本癌学会学術総会2022.9.29-10.1. 横浜.
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小坂 朱、大栗敬幸、矢島優己、安田俊輔、小松田浩樹、永田真莉乃、長門利純、及川賢輔、小林博也.CD47発現は乳がん組織におけるCD8+およびCD68陽性細胞の浸潤と正に相関する.第111回 日本病理学会総会 2022.4.14-16.神戸.
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小坂 朱、大栗敬幸、矢島優己、安田俊輔、小松田浩樹、長門利純、及川賢輔、小林博也.腫瘍微小環境におけるⅠ型IFN誘導能の検討.第81回 日本癌学会学術総会 2022.9.29-10.1. 横浜.
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矢島優己、大栗敬幸、小坂 朱、安田俊輔、永田真莉乃、小松田浩樹、長門利純、及川賢輔、竹川政範、小林博也.マウス扁平上皮癌モデルを用いたバイオマーカーとしてのFXYD3の有用性の評価.第111回 日本病理学会総会 2022.4.14-16.神戸.
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矢島優己、大栗敬幸、小坂 朱、安田俊輔、小松田浩樹、長門利純、及川賢輔、廣橋良彦、鳥越俊彦、小林博也.SARS-CoV2に対するヘルパーT細胞活性化ペプチドワクチンの開発研究.第55回 北海道病理談話会 2022.9.17.札幌.
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矢島優己、大栗敬幸、小坂 朱、安田俊輔、小松田浩樹、長門利純、及川賢輔、小林博也.口腔扁平上皮癌におけるFXYD3のバイオマーカーとしての意義をシグナル経路から検証する.第81回 日本癌学会学術総会 2022.9.29-10.1. 横浜.
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小松田浩樹、長門利純、河野通久、山木英聖、脇坂理紗、熊井琢美、岸部 幹、高原 幹、片田彰博、林 達哉、小林博也、原渕保明.頭頸部癌におけるPEG10を標的としたペプチドワクチン療法の開発.第2回 日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー感染症学会 2022.4.14-16. 弘前.
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小松田浩樹、長門利純、河野通久、山木英聖、脇坂理紗、熊井琢美、岸部 幹、高原 幹、片田彰博、林 達哉、原渕保明.HOXB7を標的としたペプチドワクチン療法の開発.第123回 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会総会・学術講演会 2022.5.25-28. 神戸.
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小松田浩樹、熊井琢美、大原賢三、長門利純、小坂 朱、大栗敬幸、小林博也.HOXB7を標的としたペプチドワクチン療法におけるMAPK阻害の併用効果の検討.第81回 日本癌学会学術総会 2022.9.29-10.1. 横浜.
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安田俊輔、小松田浩樹、矢島優己、永田真莉乃、小坂 朱、長門利純、大栗敬幸、及川賢輔、小林博也.コルヒチン腫瘍内投与によるⅠ型IFNを介した抗腫瘍免疫についての検討.第111回 日本病理学会総会2022.4.14-16.神戸.
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安田俊輔、大栗敬幸、矢島優己、小松田浩樹、小坂 朱、長門利純、及川賢輔、小林博也.コルヒチンの腫瘍血管破壊による抗腫瘍免疫応答の誘導.第26回 日本がん免疫学会総会 2022.7.20-22. 松江.
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安田俊輔、小松田浩樹、矢島優己、小坂 朱、長門利純、大栗敬幸、及川賢輔、小林博也.微小管阻害薬の作用の違いによる抗腫瘍効果のメカニズムおよび抗腫瘍免疫応答の比較検討.第55回 北海道病理談話会2022.9.17.札幌.
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安田俊輔、小松田浩樹、矢島優己、小坂 朱、長門利純、大栗敬幸、及川賢輔、北田正博、小林博也.コルヒチンの腫瘍内投与はⅠ型インターフェロンによる抗腫瘍免疫を誘導する.第81回 日本癌学会学術総会2022.9.29-10.1. 横浜.
<シンポジウム>
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大栗敬幸.抗原提示細胞を標的とした抗腫瘍免疫応答の増強 〜STING活性化と抗CD47抗体〜.第5回Sapporo Immunotherapy Evening. 2022.1.28.Web .
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大栗敬幸.がん免疫サイクルの駆動力となる自然免疫.第26回 日本がん免疫学会総会 2022.7.20-22. 松江.
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大栗敬幸.自然免疫が主導する組織炎症と獲得免疫の誘導.第124回 北海道癌談話会春季シンポジウム2022.8.6. 札幌.
<特許申請>
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大栗敬幸、小林博也、矢島優己、他施設共同研究者.SARS-CoV-2由来のT細胞エピトープペプチド.出願番号:PCT/JP2022/021153.出願日 2022年5月23日.
<研究助成>
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小林博也(研究代表者).2022-24年度.日本学術振興会 基盤研究(B).
cGAS/STING/I型IFN経路を基軸とした癌免疫微小環境のホット化治療戦略.
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大栗敬幸(研究代表者).2020-22年度.日本学術振興会 基盤研究(C).
がんの免疫逃避機構を利用したがん免疫治療法の確立に向けた基盤研究.
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大栗敬幸(研究代表者).2022年度.公益財団法人 秋山記念生命科学振興財団 <一般>
血小板から始まる新規がん免疫療法の開発.
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長門利純(研究代表者).2021-23年度.日本学術振興会 基盤研究(C).
頭頸部癌におけるMHCクラスⅡインバリアント鎖CD74の機能解析と新規治療法開発.
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小坂朱(研究代表者).2022-24年度.日本学術振興会 基盤研究(C).
STINGアゴニストを用いたTNBCに対する効果的ながん免疫療法の開発.
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安田俊輔(研究代表者).2022-24年度.日本学術振興会 基盤研究(C).
コルヒチン腫瘍内投与による抗腫瘍効果の機序解明と免疫学的併用療法の開発
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小松田浩樹(研究代表者).2022-24年度.日本学術振興会 基盤研究(C).
新規頭頸部癌免疫療法開発に向けた胎盤形成分子PEG10の発現・機能・癌抗原性解析.
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小林博也、大栗敬幸、長門利純(研究分担者).2021-23年度.日本学術振興会 基盤研究(B).
鼻性NK/T細胞リンパ腫を治癒に導く複合的免疫療法の確立(研究代表者:原渕保明).
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小林博也(研究分担者).2020-22年度.日本学術振興会 基盤研究(C).
頭頸部癌に対する免疫チェックポイント阻害薬のバイオマーカー探索(研究代表者:熊井琢美).
<Clinicopathological conference: CPC>
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長門利純.心破裂を伴うST上昇型急性心筋梗塞の保存的加療中に突然死した一例.2022.7.19. 名寄市立総合病院.
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長門利純.AFP、PIVKA-Ⅱ高値を示す多発肝転移を合併したS状結腸癌の一例.2022.12.6. 名寄市立総合病院.
<受賞>
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矢島優己 日本口腔科学会学会賞優秀ポスター賞 (第76回NPO法人日本口腔科学会学術集会)
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大栗敬幸 令和4年度 北海道科学技術奨励賞 (北海道)
<その他>
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(出張講義)大栗敬幸.2022サイエンスセミナーⅡ 2022.12.4.旭川西高校
自然免疫の役割:ネアンデルタール人から受け継いだものとは?.